皆さま初めまして!
新・ぜんそく力な日常という、実体験をもとにした絵日記ブログを運営する碧乃あか男と申します。
本日はイエポタNews様に記事を寄稿させていただきました。
よろしくお願いします。
今回、皆さまに紹介するお話しは、5年契約の定期借家を貸主の都合で2年で引っ越す事になった話です。
目次
両親の別居によって突然家を出ることになった日
今から21年前、僕が27歳の頃、亭主関白で暴君だった父に、長年耐えてきた母の怒りが爆発!
僕ら子供達立ち会いのもと、喧嘩のような話し合いが行われ、ついに二人は離婚を視野に入れた別居をする事になりました。
家は父名義なので、母が出て行く事になり、僕と二人の弟もすでに社会人になっており、専業主婦だった母を支えるため、一緒に家を出る事にしました。
母と三兄弟で住むための家探し
家を出ると言うことは、どこか住むところを探さなければならない!
どこにどういう家に住むか?
男兄弟とはいえ、みんなもういい大人だし、それなりのプライバシーも欲しいと、そこそこの大きさの一軒家を探す事にしました。
条件としては、母と三兄弟別々の部屋で、通勤に便利(三兄弟同じ会社に勤めてました)、駅歩20分以内、カースペース有り、都市ガス本下水、家賃10万円以下などなど…
都外の小田舎な場所とはいえ、これだけの条件を満たす家はなかなか見つかりませんでした。
何日もかけ、いくつも物件を見て回り、そしてようやく見つけたのが…
土地は40坪、カースペース有り、間取りは4LDK、都市ガス本下水、駅歩15分、会社まで車で5分!
これだけの高条件にも関わらず、家賃はたったの7万円‼︎
これは即契約だ!
と、思ったのですが…
好条件の賃貸物件を探し出したものの少々難あり
なんとこの家、大家さんが家を空けている間の5年間だけ貸してくれる、定期借家だったのです!
定期借家とは?
通常の借家契約は、2年更新で物件を借りる人が希望すれば、そこに住み続ける事が出来るのに対し、 定期借家契約は、物件を契約する時に借りる期間が決まっていて、契約期間が終了すれば原則契約を解約し、物件から退去しなければならないものです。
5年間経ったら出て行かなきゃならないのか…
でもこんないい条件の家はなかなか見つからない!
僕ら三兄弟は契約する気満々!
しかし幼少期から何十回も引越しを経験している母は
5年経ったらまた引っ越さなければならないと猛反発!
しかしこんないい条件の家なかなかないと、母を強引に説得し、なんとか無事に契約できました。
そして僕ら四人、ゼロからのスタートのつもりで、新天地での生活を送りました。
しかし僕らが家を出た3ヶ月後に衝撃的な事がおきました。
家を出た3ヶ月後に衝撃的な事が発生!
なんと一人残った父が急死!
住んでいた父の家も、本来ならローンの生命保険がおりてローンがなくなるところでしたが、実は父、ローンを滞納していたらしく、色々ゴタゴタがあり、結局、母と長男である僕で売却する事になりました。
売却したお金で、なんとかローンを相殺でき、僕ら四人は、父も家もない、本当にゼロからのスタートとなり、新たな気持ちで頑張って行こうと、より結束を強めました。
そして一家四人、とても平穏な日々が続きました。
しかし2年が過ぎた頃、契約した不動産屋さんから、突然電話がかかってきました。
一難去ってまた一難
この家の大家さんは、娘さんが遠方の大学に通学する事になった為、娘さんの為に、大学の近くにマンションを借りて、家族で引越していたそうです。
しかしその娘さんがマンションに住んでから、シックハウス症候群にかかり、具合いが悪くなってしまったそうです。
シックハウス症候群とは?
建材等から発生する化学物質などで室内空気汚染が起こり、それにより目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹などの健康被害を起こす病気の事。
娘さんの病気の為に戻りたいと、契約解除を申し出たそうです。
病気理由じゃ仕方がないか…
僕は渋々納得…
というか、これはいいきっかけだと思い了承しました。
定期借家の契約解除を受け入れ、再び家探し
実は僕、この少し前に、当時付き合っていた彼女(後の妻)にプロポーズをしていたのです。
タイミングを見て、彼女との結婚の為に、自分の家を買おうと思っていたんです。
弟達と今後の事を話し合い
僕は彼女との結婚の為に家を探し、弟達は母と共に、別の借家を探す事になりました。
そして数ヶ月後、僕は中古ながら家を購入し、先に借家を出て、弟達も諸費用&引越し代を家主さん負担のもと、別の借家に引越しました。
最後に
その後はというと、弟達もそれぞれ結婚し家庭を持ち、母も弟の家に同居し、決して豊かではありませんが、皆幸せに暮らしています。
あの借家、たった2年しか住んでませんでしたが、父の死や家の売却、そして自身の家の購入と結婚など、人生の大きな転機を経験させてくれた、思い出深い家となりました。
以上で僕の話は終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
寄稿者 | 碧乃あか男 | ![]() |
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プロフィール | アラフィフイクメンパパの碧乃あか男です。 自分の体験談などを絵日記漫画にして描いています。 | |
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